用語解説

フルMPPT™方式
太陽電池モジュールを複数枚、直列接続したものがストリングです。
当社のパワーコンディショナは、DC/DCコンバータを複数個組み込んで容量を実現する方式をとっています。
DC/DCコンバータには昇圧機能がありますので、太陽電池モジュールの方位ごとにストリング化することで発電ロスを最小限に抑えることができます。
JET認証
第三者機関であるJET(一般財団法人電気安全環境研究所)の認証を受けたもの。JET認証パワーコンディショナであれば、連系協議手続きの簡素化が 期待できます。
系統連系
電力会社の送電網につなぐこと。系統連系には、電力会社の電力系統へ電力を供給する逆潮流の有る場合と無い場合があります。
自立運転
自立運転モードは、停電時の非常用電源としてお使いいただくための機能です。太陽電池モジュールが発電していないときは使用できません。
また、自立運転専用のコンセントを使用してください。その他のコンセントは使用できません。停電の際には説明書の指示に従って「自立運転モード」に切り替えてください。※停電から復帰した場合には、手動で連系運転モードへ切り替えてください。
単独運転防止
系統側(電力会社)で停電等が起きた場合に商用電源が停止します。この際、逆潮流の電流が流れないように単独運転防止機能が働きます。
これは、停電しているはずの配電線に電力が入ることで、保安点検者の事故が起きないようにする為です。
PID
PID(Potential Induced Degradation)とは、産業用の太陽光発電システム等の高電圧を発生させる太陽光発電システムで、太陽電池モジュールと、それを支える金属フレームの間で漏れ電流が発生し、出力の低下を招く現象のことをいいます。
PID現象、電圧誘起出力低下現象とも呼ばれます。
最大出力追従(MPPT)方式

MPPT:Maximum power point tracking
太陽電池からの電圧と電流の積である電力が最大になる出力電圧でDC/DCコンバータが電流を取り出す制御機能。様々な特性の太陽電池モジュールに対しても安定して最大電力点(右の電力-電圧曲線の頂点)に追従して運転することが求められます。

最大電力点(右の電力-電圧曲線の頂点)
FRT(Fault Ride Through)要件
系統送電線事故による広範囲の瞬時電圧低下・瞬時周波数上昇や大規模電源脱落や系統分離による周波数変動にも、系統全体の電圧・周波数を維持するために運転を継続する要件です。事故時運転継続要件ともいいます。
多数台連系認証適合
従来、同一の柱上トランスに、複数台のパワーコンディショナを連系することになる場合、それぞれのパワーコンディショナの相互干渉により、単独運転検出機能が損なわれないか複数台並列運転における単独運転試験(複数台連系試験)を実施したデータを電力会社に提出する必要がありました。多数台連系認証に適合したパワーコンディショナであれば、上述の複数台連系試験が不要となり、連系協議の省力化が図れます。

ご使用の前に取扱説明書をよくお読みのうえ、正しくご使用ください。

安全上のご注意
  • パワーコンディショナについて、取扱説明書、取付工事説明書、注意書きなどに従わずに故障や異常が発生した場合、保証・修理をいたしかねます。
      ・直接人体や生命を脅かす恐れのある医療機器などへのご使用や、人身の損傷にいたる可能性のある場所へご使用にならないでください。
      ・過度の水蒸気・油蒸気・煙・塵埃・塩分・腐食性物質・爆発性/可燃性ガス・化学薬品・火気・振動にさらされる場所及びそのような恐れのある
       場所には設置しないでください。設置可能場所の詳細につきましては、ご購入された販売店にご相談ください。
      ・本カタログ記載の製品は、製品ラインアップに記載の指定用途以外で使用にならないでください。
  • 蓄電システムにはリチウムイオン蓄電池が内蔵されています。製品の廃棄に関しては、ご購入された販売店にお問合せください。なお、適切な管理
      のため、販売店にて事前のユーザー登録をお願いいたします。蓄電システムを異なる所在地に移動、所有者移転される場合も速やかにご購入
      された販売店にご連絡ください。
  • 長期にわたりお使いいただく場合にはメンテナンスをお勧めします。
  • 本カタログの記載内容・製品仕様は予告なく変更する場合があります。
  • 設置工事は資格を持った方が行ってください。
  • お客様による製品の分解・改造・加工はおこなわないでください。
  • 本製品は日本国内専用品です。

ページトップへ ページトップへ